両神御嶽神社(金剛院) [ホーム]
 開創由来
 埼玉・秩父地方の武甲山、三峰山とともに秩父三山の1つに数えられている両神山に鎮座するお社です。秩父三山には、日本武尊の登山伝説、役行者小角伝説、卯月(4月)8日の山入りなどの共通点が見受けられます。当社の本社は両神山の南方尾根に鎮座し、里宮は浦島地区に鎮座しています。創建は中世に遡ると伝えられ、江戸時代には両神権現社と称し、入間郡・越生の山本坊配下の本山派修験寺院・金剛院として活動していました。祭神は伊弉諾命、伊弉冉命の二神と木曽御岳山から勧請さ
れた国常立命が祀られています。里宮から本社までの修験者の参拝道は、里宮の裏の両見山(標高746m)から三合落を経て村の中央山系を尾根つたいに両神山に至るコースで、日の出と共に出発しても、日没後でないと到達できない長い道のりです。現在は日向大谷からの参拝道で参るのが普通となっています。
 山岳信仰
 両神山(標高1723m)は古くから山岳信仰の霊場であったと考えられていますが、特に江戸時代には関東の霊山とされ、山岳修験の格好の行場として、行者の往来も多かったといわれ、歴史資料も
残っています。 金剛院は本山派修験に属し、同じく両神山頂に奥社を有する日向大谷の当山派修験の観蔵院と共に、両神山の修験として活躍したことが伝えられています。そこで、日向大谷から山頂に至る登山道には、多くの信者が祈りを込めて奉納した石神、石仏、石碑等の歴史遺産が数百個点在しています。その後、神仏分離で金剛院は両神山御嶽神社の名称で今日に至っています。
 御眷属信仰
 両神山の御眷属は、古くから山犬とされ、それはニホンオオカミだといわれています。人々は御眷属を「大口真神(オオクチマノカミ)」と呼び、神聖な動物、犬神として崇めてきました。そこで両神山には全体で8体の山犬像があり、そのうち両神御嶽神社(金剛院)には、本社前に一対の山犬型の狛犬があり、浦島の里宮の社殿前にも一対の山
犬型の狛犬があります。このようにお犬様への信仰が厚く、広範囲にわたり御眷属講が組織され、神社では「四足除け」などとして山犬(狼)のお札を発行しています。また、火災、盗難、病気などの災難厄除けにも御利益があるとされ、信者はお札を借り受けて神棚・門口・土蔵などに祀っています。

●所在地●
 里宮:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄6785
 本社:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄10151
     (両神山頂南東の尾根(標高1630m)
 奥社:両神山頂近く

●アクセス●
 西武鉄道「秩父駅」下車又は秩父鉄道「御花畑駅」下車、町営バスで約41分「小鹿野町役場」下車、乗換え約21分「浦島口」下車、徒歩30分(里宮)。日向大谷から徒歩約3時間(本社)、本社から徒歩約30分(奥社)
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