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「来福@参道」のスタッフが福島県相馬郡飯舘村佐須に鎮座する“山津見神社”へ訪れたのは今から約17年前の2002年のことでした。それは当サイトで狼信仰の特集を組んでいて、拝殿の天井絵(狼)を撮影すること、そして虎捕山(標高705m)の山頂に鎮座する本殿へお参りするためでした。特に明治時代に描かれたという貴重な231点の狼絵に以前から興味があったからです。

 皆様もご存じの東日本大震災(2010.3.11)による福島原発事故の放射能汚染に、ここ飯舘村も見舞われました。その後、神社は火災(2013.4.1)に遭い宮司の奥様がお亡くなりになられ、また拝殿も焼失してしまいました。このようなニュースを聞くたびに心を痛め、何ともいえぬ思いがこみ上げていました。そこでこの度「特設コーナー」を設け、鎮魂と追悼の念を表し、且つ今の時代というものを深く考えてみたいと思いました。

 今回、起きた大震災は日本で起きたことではありますが、広くは人類の文明の抱える問題に対して、天からの大いなる警鐘のひとつとして受け止めなければ、またいつかこのような惨事が起きる可能性を秘めているのではないでしょうか・・・?

 そこで今はなき拝殿の天井に、先祖が描いた、明治時代まで生息していたであろう「日本狼」を偲ばせる絵画を見ていただき、今生きている我々は、今後どう生きていくべきかを、少し立ち止まって考えてみようではありませんか・・・!

by 濱口 恒十郎   

≪虎捕山の本殿・登拝口≫
≪拝殿の眷属絵画≫
〜今はなき天井の狼絵〜
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